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自分にあった医師(病院)の見つけ方

屈折矯正手術を受けようと考えているのであれば、以下を必ず実行してください。

比較する:リスクとベネフィットは手術の種類だけでなく、機器の種類によっても若干変わってきます。また手術を行う医師の経験によっても手術の結果が変わってきます。

値段だけで手術する病院を決めないでください。また、最初に訪問した病院、医師、または最初に知った手術方法で良しとしないでください:あなた自身の眼に手術するのだということを忘れないでください。また手術の結果はあなたの残りの人生についてまわります。

広告に注意:“視力が完全に回復します”とか、“セット販売”をうたっている広告に注意してください。医療において「完全」はありえません。常にリスクが存在します。

ちゃんと読んでください:屈折矯正手術に使う機器の製造メーカーから医師に提供された患者ハンドブックを読むことはとても重要です。あなたの医師はこのハンドブックをあなたに提供する義務があります。そして、手術の結果あなたの身に起きうること(効能はもちろんのこと合併症についても)を医師はあなたと喜んで話し合あうべきです。そしてあなたは医師との話で得られたあなたの身におきることとハンドブックに記された試験の結果を比較してください。

非常に有能な医師が適切に選択された患者を手術した場合でも、重篤な合併症が起きるリスクが存在します。

手術中:機械の不調またはエラーにより、手術が中断されたり不可逆性の障害が起きる可能性があります。

手術後:切断したフラップが移動する、炎症や感染症がおきるといった合併症により、再度手術が必要になったり点眼で集中治療しなければならない可能性があります。たとえ積極的に治療しても、それらの合併症は一時的に視力を低下させたり、ひどい場合には不可逆性の失明を引き起こすことがあります。

経験豊富な医師のケアの下で、手術に対して過度ではなく妥当な期待を有し、リスクやベネフィットを明確に理解し、かつ適切なスクリーニング(検査)で候補者となった患者こそ、手術で得られた結果で幸せになれる可能性が高いのです。

広告について
ここまで読んできた方なら分かるとも思いますが、医療には失敗するリスクが必ずあります。別に医療に限らず生きていくうえで必ずリスクは存在します。ですので、あまりにうますぎる広告や信じられないほど良い効果を謳っている広告には注意してください。最も、きょうび、あからさまに「絶対失敗しない」といった広告をする病院や医師は存在しないと思いますので、屈折矯正手術をしようと考えている人は、このサイトで説明したリスクを隠さずに教えてくれる、または話し合ってくれる病院、医師を見つけてください。自分にあった病院や医師を見つける上で有用な方法の一つは、各病院が実施している無料説明会に参加することです。たとえばこのサイトでも画像を使わせてもらった神戸クリニックも定期的に無料説明会を実施しています。他の病院もしていると思いますので、そういった無料説明会を時間の許す限りはしごするのはとても効果的と思います。あなたの体の一部ですので、どれだけ時間をかけてもかけすぎということはありません。